円通寺(えんつうじ)は、徳島県海部郡海陽町の鈴ヶ峰にあった浄土宗の寺院(廃寺)である。山号は鈴峰山。
歴史
1495年(明応4年)に善阿によって創建。かつては空海の修行場であったと伝えられている。また江戸時代の古文書にも数多く登場しており、文化年間(1804年-1818年)の「阿波名所図会」にも大きな寺の様子が記載されている。
第二次世界大戦後まで存続し続けたが、次第に荒廃し、廃寺となった。現在は寺があった鈴ヶ峰の境内跡に石垣や常夜灯、参道の石段などの遺構が残されている。
交通
- 阿佐海岸鉄道「宍喰駅」より鈴ヶ峰まで徒歩で約20分。そこから円通寺跡の遺構まで登山。
脚注
外部リンク
- 円通寺 - 浄土宗




