モーリス・ピヤール・ベルヌイユ(Maurice Pillard Verneuil、1869年4月29日 - 1942年9月21日)はフランスのデザイナー、美術評論家である。「アールヌーボー」の時代に活動した。

略歴

フランス北部、エーヌ県のサン=カンタンに生まれた。1888年にパリのエコール・デ・ボザールに入学し、建築を学んだ。建築の研究の他、エジプト学や絵画の様々な技法などを独学で学んだ。新しい美術への興味から、アール・ヌーヴォーの先駆者とされるウジェーヌ・グラッセが教えていたパリの美術師範学校(École normale d'enseignement du dessin、建築家のゲラン(Alphonse Théodore Guérin)が長く校長を務めたことから「ゲラン学校」(l'Ecole Guérin)とも呼ばれた。)に1892年に入学した。日本のデザインや植物や動物の図案化などの著者を現した。

ウジェーヌ・グラッセに誘われて、1897年から美術雑誌「Art & Décoration」の仕事をし、多くの記事を書いた。「Le Monde moderne」や「 L'Image」といった雑誌にも評論や表紙絵を描いた。

第一次世界大戦の後、スイスのジュネーブに移り、その後ヴォー州の Rivazに住んだ。後進の指導も行い、アメデエ・オザンファンらを教えた。

作品

著書図版

脚注

参考文献

  • Helen Bieri et al., Maurice Pillard-Verneuil, artiste décorateur de l'Art nouveau, Paris, Fondation Neumann-Éditions Somogy, 2000 (ISBN 9782850564093).
  • 廣瀬 緑=編著 アール・ヌーヴォーのデザイナー M.P.ヴェルヌイユと日本,(株)クレオ, 東京,2013,(ISBN978-4-87736-139-6)

モーリス・ピヤール・ベルヌーイ / Maurice Pillard Verneuil KABEGANI(カベガニ)

ミシン刺繍 アール・ヌーヴォー ① ミシン刺繍 ほっこりにっこり

モーリス・ピヤール・ベルヌーイ / Maurice Pillard Verneuil KABEGANI(カベガニ)

waterlily1600x600.jpg

ボクらのアート / Capucine (1896) モーリス・ピヤール・ベルヌーイ