ヘルプキー(英語: Help key)はコンピュータのキーボードにあるキーの一つである。押下すると、ユーザが実行中のタスクについての情報(アプリケーションソフトウェアの機能の使い方など)が画面に表示される。Helpと刻印された専用のキーの場合もあるが、ファンクションキーのうちの1つをヘルプキーに割り当てている場合もある。
専用のヘルプキーがない場合、ヘルプキーとして動作するキーはソフトウェアによって異なる。ただし、コンピュータのブランド・ファミリーにより、デファクトスタンダードが存在する。例えば、PC/AT互換機ではF1キーがヘルプキーとして機能する。
アップル
かつてのフルサイズのApple Keyboardでは、ヘルプキーは⭶ Homeの左にあり、単にHelpと刻印されていた。PC/AT互換機のキーボードでは、その位置には⎀ Insertキーがある。
2007年現在、新しいApple Keyboardにはヘルプキーがない。フルサイズのApple Keyboardでかつてヘルプキーがあった場所には、その代わりにFnがある。物理的なヘルプキーの代わりに、多くのアプリケーションでは慣例的にメニューバーにヘルプメニューを設けている。
コモドール
コモドール128では、最上段の2番目のブロックにHelpキーがある。
Amiga
Amigaのキーボードでは、方向キーの上の⌦ Delキーの隣(PC/AT互換機のキーボードで⎀ Insert,⭶ Home,Pg Upキーのある位置)にHelpキーがある。
アタリ
アタリの16ビット・32ビットのコンピュータのキーボードでは、方向キーの上にHelpがある。Atari 8ビット・コンピュータXL・XEシリーズのキーボードには専用のHelpキーがあるが、ヘルプキーを含めた一部のシステムキーは、他のキーとは離れて、普通のキーとは全く違う形をしていた。
サン
サン・マイクロシステムズのほとんどのキーボードでは、専用のHelpキーがキーボードの左上隅にあった。ヘルプキーの右にはEscキーがあり、下には10個の拡張キー(Stop,Again,Props,Undo,Front,Copy,Open,Paste,Find,Cut)があった。
NEC
NECのキーボードでは、テンキーの最上段の左から2つ目(PC/ATキーボードでは"/")がHelpキーだった。
出典



