カルロス・ロサ・マイ(Carlos Rosa Mayi , 1984年9月21日 - )は、ドミニカ共和国出身のプロ野球選手(投手)。
日本プロ野球においては、「カルロス・ロサ」とファーストネームとファミリーネーム両方が記載される。一部の球場のスコアボードや新聞、TV等では「ロサ」と表記。稀に「カルロス・ローザ」と表記されることもある。
経歴
ロッテ入団前
2001年にドラフト外でカンザスシティ・ロイヤルズに入団。
2008年6月14日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でメジャーデビューを果たす。
2009年9月10日のデトロイト・タイガース戦では最速97mph(約156km/h)を記録する投球でメジャー初セーブを記録した。
2010年5月1日レイ・ナバーロとのトレードでアリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍。
ロッテ時代
2011年4月1日、千葉ロッテマリーンズへの入団が発表された。
2010年に抑えとして活躍した小林宏之がFA制度で阪神タイガースへと移籍、後釜に獲得したボブ・マクローリーが肩痛で帰国した状況で、シーズンを通してセットアッパーとして躍動し、62試合に登板し3勝4敗1セーブ、防御率2.08と、安定した成績を残した。
2012年は開幕から不安定な投球で出番が激減し、二軍落ちも経験。シーズンを通して不調で16試合の登板に終わった。
2013年は再びセットアッパーとして活躍、52試合に登板し自己最多となる27ホールドを記録した。しかし、楽天とのクライマックスシリーズでは、第4戦にケーシー・マギーに勝ち越しのソロホームランを浴び、敗戦投手となり、チームはCS敗退となってしまった。
2014年は5月終了時点で防御率0点台と開幕から好調を維持し、8回を任されることも多かった。交流戦終盤からやや調子を落とし、8月には右脇腹痛で一時戦列を離れた。大谷智久がセットアッパーとして台頭したこともあり、ホールド数は15に留まった。
2015年は開幕1ヶ月で防御率0点台とこの年も開幕から好調を維持してきたが、交流戦で崩れるパターンが目立ち、6月7日のヤクルト戦で1回5失点と乱調の末、翌日に登録抹消。1ヶ月後に復帰したが8月に再び乱調が目立って20日に再度抹消。結局10月21日に来季の契約を更新しない事が球団から発表された。
ロッテ退団後
2016年はメキシカンリーグのオアハカ・ウォーリアーズに所属も4試合登板で防御率6.23に終わり、同年限りで退団となった。
プレースタイル
最速97mph(約156km/h)のストレートを武器とし、スライダーとチェンジアップ,フォーク)も投げ分ける。
人物
チームメイトの同じスペイン語圏であるキューバ出身のアルフレド・デスパイネ、メキシコ出身のルイス・クルーズと仲が良く、千葉県の焼き肉店に行くことがあった。
詳細情報
年度別投手成績
- 2016年度シーズン終了時
記録
- NPB
- 初登板:2011年4月12日、対東北楽天ゴールデンイーグルス1回戦(QVCマリンフィールド)、9回表に4番手で救援登板・完了、1回無失点
- 初奪三振:同上、9回表に草野大輔から空振り三振
- 初ホールド:2011年4月16日、対北海道日本ハムファイターズ2回戦(札幌ドーム)、8回裏に4番手で救援登板、1回無失点
- 初勝利:2011年7月5日、対北海道日本ハムファイターズ7回戦(QVCマリンフィールド)、7回表に4番手で救援登板、2回無失点
- 初セーブ:2011年10月15日、対福岡ソフトバンクホークス23回戦(福岡Yahoo! JAPANドーム)、10回裏に2番手で救援登板・完了、1回1失点
背番号
- 53 (2008年 - 2009年)
- 49 (2010年)
- 99 (2011年 - 2015年)
脚注
関連項目
- ドミニカ共和国出身のメジャーリーグベースボール選手一覧
- 千葉ロッテマリーンズの選手一覧
- 中南米出身の日本プロ野球外国人選手一覧#ドミニカ共和国
外部リンク
- 個人年度別成績 カルロス・ロサ - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)




