テレンス・J・ゴア(Terrance J. Gore, 1991年6月8日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州ビッブ郡メイコン出身のプロ野球選手(外野手)。右投右打。
経歴
プロ入りとロイヤルズ時代
2011年のMLBドラフト20巡目(全体606位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名され、プロ入り。同年6月20日にルーキー級アリゾナリーグ・ロイヤルズでプロデビュー。
2014年8月31日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、9月2日のテキサス・レンジャーズ戦にて代走でメジャーデビュー。同年メジャーでは11試合に出場したが、もっぱら代走で起用され、5盗塁を記録した。打席に立ったのは2度だけで無安打に終わった。ロイヤルズは同年、29年ぶりにポストシーズンに進出したが、ゴアもメンバー登録された。
2015年は9試合でプレーしたが、メジャー初安打は2年連続でお預けとなった。一方、3試合に1つの割合で盗塁を決め、際立つ走力をアピールした。
2016年は17試合に出場したが、打席に立ったのは3度で無安打だった。しかし、持ち前の快足で11盗塁を決め、快足ぶりをアピールした。マイナーでは、AA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズで打率.233、出塁率.314ながら44盗塁を決め、脚力を存分に発揮した。
2017年6月10日にAAA級オマハ・ストームチェイサーズでプロ通算1948打席目にして初本塁打を記録した。オフの12月1日にノンテンダーFAとなったが、翌2日にロイヤルズとマイナー契約を結び、2018年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。2018年シーズンはAAA級オマハに所属した。
カブス時代
2018年8月15日に金銭トレードで、シカゴ・カブスに移籍し、傘下のAAA級アイオワ・カブスに配属された。9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。9月8日、ナショナルズ戦でマックス・シャーザーからメジャー5年目にして初安打を記録した。オフの11月2日にFAとなった。
ロイヤルズ復帰
2018年12月18日に古巣のロイヤルズと1年契約を結んだ。
2019年7月12日にDFAとなった。
ヤンキース傘下時代
2019年7月17日に金銭トレードで、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍した(40人枠には入らずマイナー契約)。オフの11月4日にFAとなった。
ドジャース時代
2020年2月15日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んでスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。7月22日にメジャー契約を結んで40人枠入りした。7月30日にDFAとなり、8月6日にマイナー契約となった。9月30日にメジャー契約を結び、ポストシーズンのロースターに名を連ねた。オフの10月31日にマイナー契約となった後、11月2日にFAとなった。
ブレーブス傘下時代
2021年2月にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだ。 結局この年は、レギュラーシーズンこそメジャー昇格は叶わなかったものの、ポストシーズンではヒューストン・アストロズとのワールドシリーズでヨハン・カマルゴと入れ替わる形でロースター入りを果たした。
選手としての特徴
類まれなる快足が武器で、本人も「小さい頃から走るのだけは速かったんだ。どうやら家系みたいで、兄貴も走るのは速かったし、甥も速い。何よりも父親が陸上選手だったから、その遺伝子が自分にも引き継がれているのかもしれないね」と語っている。2015年ロイヤルズ、2020年ドジャース、2021年ブレーブスとワールドシリーズ制覇を三度経験。そのためチャンピオンリングを3つ所持している。しかし俊足を買われての代走起用が多いため、いずれの年もプレーオフで一度も打席に立っていない。メジャー通算打点数が1でチャンピオンリングの数よりも少ないなどユニークなネタが多いため、一部からは多大な人気を誇る。
詳細情報
年度別打撃成績
- 2020年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 2020年度シーズン終了時
背番号
- 0(2014年 - 2017年、2019年)
- 1(2018年)
- 27(2020年)
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 G
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Terrance Gore stats MiLB.com (英語)
- Terrance Gore (@TGO7E) - X(旧Twitter)
- Terrance Gore (@terrance_gore0) - Instagram




